相模原ギオンフィールド完全攻略|スタジアムとの違いや個人利用・駐車場裏技
神奈川県相模原市南区下溝の広大な緑地に位置する「相模原ギオンフィールド」。本格的な全天候型400mトラックと天然芝フィールドを備え、陸上競技のアスリートから市民ランナー、草サッカーチームまで幅広く親しまれている地域屈指のスポーツ拠点です。しかし、隣接する大型施設「相模原ギオンスタジアム」との設備や運用上の違いが分かりにくく、初めて訪れる際に迷う利用者が後を絶ちません。
個人利用の開放スケジュールや具体的な料金体系、予約システムの利用手順、さらには週末に発生しやすい周辺駐車場の満車問題など、事前に把握しておくべきポイントは多岐にわたります。現地取材に基づくリアルな利便性やアクセスの最適解を交え、利用前に押さえておくべき重要情報を網羅的に解説します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:「スタジアム(第1)」と「フィールド(第2)」は別施設であり、一般個人利用やトラック練習の多くはギオンフィールドで開催される。
- 要点2:個人利用は一般開放日であれば予約不要・大人200円前後の低価格で利用可能だが、毎月の月間予定表での事前確認が必須。
- 要点3:休日は麻溝公園・女子美術大学のイベントや隣のJリーグ戦で駐車場が逼迫するため、第3・第5駐車場の活用や原当麻駅からの徒歩・バス利用が確実。
【現地検証】相模原ギオンスタジアムとギオンフィールドの決定的な違い
相模原麻溝公園内へ足を踏み入れると、隣り合うように2つの本格的な陸上競技場が並んでいます。正式名称において、相模原ギオンスタジアムは「相模原麻溝公園競技場(第1競技場)」、相模原ギオンフィールドは「相模原麻溝公園競技場 第2競技場」と位置づけられています。両者はネーミングライツによって呼称が似通っていますが、施設の規模・主用途・観客収容能力には明確な差が存在します。
スタジアム側は約15,000人を収容する大型メインスタンドや大型映像装置を備え、Jリーグ(SC相模原)やWEリーグ(ノジマステラ神奈川相模原)の公式戦、大規模な陸上大会に使用されます。一方で、ギオンフィールド側は観客席が小規模なスタンドや芝生席にとどまるものの、日本陸連第3種公認相当の全天候型400mトラック8レーンと美しい天然芝ピッチを有し、市民の日常的な競技力向上や一般開放、地域大会のメイン会場として極めて高い稼働率を誇っています。
| 項目 | 相模原ギオンフィールド(第2) | 相模原ギオンスタジアム(第1) | 編集部の見解・選択基準 |
|---|---|---|---|
| トラック規格 | 全天候型400m×8レーン(青系舗装) | 全天候型400m×8レーン(クレイ系舗装) | 個人のタイム計測やインターバルトレーニングにはフィールドが最適。 |
| フィールド設備 | 天然芝(サッカー・ラグビー等) | 天然芝ピッチ(プロ仕様) | 芝生利用は原則として専用利用(貸切)の手続きが必要。 |
| 観客収容数 | 約1,000〜1,500人規模(小スタンド) | 約15,300人(座席+芝生席) | 応援団や観客を多数動員する場合はスタジアム側の確保が前提。 |
| 個人利用のしやすさ | 開放日が多く個人利用の主力 | 大規模大会中心で一般個人枠は限定的 | 一般ランナーが日常利用するならギオンフィールド一択。 |
相模原市南区下溝のスポーツ施設群の中でも、市民ランナーや学生陸上部が個人練習の場として訪れるべきなのは、基本的にこのギオンフィールド(第2競技場)となります。待ち合わせや大会エントリーの際は、どちらの競技場が指定されているかを必ず確認してください。

【個人利用・一般開放】利用料金とスケジュール確認の手順
相模原ギオンフィールドにおける最大の魅力は、日本陸連公認クラスの高品質トラックを、予約なしのワンコイン感覚で利用できる点にあります。個人利用枠(一般開放日)が設定されている日であれば、事前の団体登録や抽選申し込みを行わずに、当日の窓口受付のみでスムーズに入場できます。
個人利用にかかる費用は極めてリーズナブルに設定されています。トラック個人利用の場合、一般・大人は1回あたり200円前後、小中学生・高校生は100円前後という公共施設ならではの破格の料金設定です。夜間練習で照明を点灯させる時間帯には、時間区分に応じた夜間照明使用料(数十円〜数百円程度の追加負担)が発生する運用となっています。
利用当日の流れは極めてシンプルです。ギオンフィールドの管理事務所(受付窓口)に設置された券売機で個人利用券を購入し、受付簿に必要事項を記入して入場します。更衣室や温水シャワー(1回100円程度で利用可能)も完備されているため、仕事帰りや早朝トレーニング後そのまま出勤・帰宅することも十分に可能です。
ただし、現場で最も注意すべきなのが「一般開放スケジュール」の変動です。専用利用(学校の陸上記録会やアマチュアサッカーの大会など)が入っている日時は個人利用ができません。公式発表資料や管理団体のウェブサイトで毎月末に更新される「相模原ギオンフィールド 月間予定表(個人利用スケジュール)」を訪問前にチェックすることが不可欠です。「行ってみたら終日貸切で入れなかった」という失敗を防ぐためにも、当日の朝に公式運行状況を再確認する習慣をつけておきましょう。
【予約・専用利用】団体貸切の予約方法と利用時の注意点
トラック全体を貸し切っての記録会や、天然芝フィールドを使ってサッカー・ラグビーの試合を行う場合は、個人利用ではなく「専用利用(貸切予約)」の手続きを踏む必要があります。相模原市内の公共スポーツ施設は、オンラインの一元管理システムによって予約受付が行われています。
専用利用の手続きには、相模原市の公共施設予約システム「さがみはらネットワークシステム(さがみはらネット)」の団体登録カードが必須となります。利用登録は市内団体と市外団体に区分されており、市内在住・在勤者が一定割合を占める認定団体には、毎月の抽選申込期間における優先枠が付与されます。
具体的な貸切手順は以下の通りです。
- 利用月の前月(または前々月)の抽選申込:システム上から希望日時と利用区分(全面・半面、附帯設備等)を選択してエントリー。
- 抽選結果の確認と確定手続き:毎月指定の発表日以降に当選結果を確定させ、本予約へ移行。
- 空き枠の先着予約:抽選後に残った枠は、市内外の登録団体向けに先着順で随時開放。
- 当日の利用料支払いと利用許可書の提示:現地の管理窓口で承認書を提示し、規定の施設使用料および附帯設備利用料(放送設備、夜間照明、写真判定装置など)を精算。
天然芝フィールドの利用に関しては、芝生の養生および保護の観点から1日の総使用時間や天候(降雨直後など)による厳しい利用制限が設けられています。スパイクのピン形状やウォームアップエリアの指定など、フィールドコンディションを維持するためのハウスルールを遵守することが求められます。
【アクセス徹底解剖】原当麻駅からの徒歩ルートとバス案内
相模原ギオンフィールドが所在する相模原麻溝公園周辺は、駅から少し距離があるため、公共交通機関を利用する際は鉄道とバスの組み合わせ、または最寄り駅からの徒歩ルートを正しく把握しておく必要があります。
最寄り駅となるのはJR相模線の「原当麻(はらたいま)駅」です。駅から競技場までは徒歩で約20〜25分(距離にして約1.4km〜1.6km)の道のりとなります。原当麻駅東口を出て、県道52号線方面から麻溝公園の緑道を目指して進むルートが一般的です。ただし、道中には緩やかな上り坂が含まれるため、重い競技用具を携行している場合や真夏の移動時には体感的な負担が増す点に留意してください。
主要ターミナル駅からバスを利用する場合は、小田急小田原線およびJR横浜線からの路線バスが非常に充実しています。
- 小田急線「相模大野駅」北口より:神奈川中央交通バス「女子美術大学」行き(大60系統等)に乗車し、「総合体育館前」または終点「女子美術大学」下車、徒歩約3〜5分(所要時間約20〜25分)。
- JR横浜線「古淵駅」より:神奈中バス「女子美術大学」行き(古04・古05系統等)に乗車し、終点「女子美術大学」下車、徒歩約3分(所要時間約15〜20分)。
- JR横浜線「相模原駅」南口より:「相模大野駅北口」行き(相05系統等)に乗車し、「大沼小学校前」等で乗り継ぐか、時間帯により運行される女子美術大学直行便を利用。
大会開催日の朝はバス車内が学生や選手で混雑するため、時間に余裕を持った1本早い便の選択が推奨されます。
【混雑回避の裏技】駐車場の満車リスクとスムーズな入出庫法
相模原ギオンフィールドへ自家用車で向かう場合、利用するのは隣接する「相模原麻溝公園」の無料駐車場群です。第1から第6駐車場まで点在し、普通車合わせて1,000台以上のキャパシティを誇りますが、週末は駐車場選びを誤ると深刻な渋滞に巻き込まれます。
相模原ギオンフィールドに最も近いのは「第1駐車場」および「第4駐車場」です。しかし、この至近エリアは隣のギオンスタジアムの利用者や公園利用のファミリー層も殺到するため、土日祝日の午前9時過ぎには満車になるケースが多発します。特にSC相模原のホームゲームや女子美術大学のオープンキャンパス・入試等の日程が重なると、周辺道路一帯が入庫待ちの車列で麻痺します。
混雑期にストレスなく駐車するための裏技として有効なのが、あえて競技場正面を避け、「第3駐車場」や「第5駐車場」を最初から狙うアプローチです。ギオンフィールドまでは徒歩で5〜8分ほど離れますが、出入庫の導線が主要道路の渋滞ポイントから外れているため、試合終了後や大会解散時の出庫渋滞に巻き込まれるリスクを劇的に低減できます。
なお、夜間や早朝は駐車場の開場・閉門時間が厳密に管理されています。通常は午前6時〜8時頃に順次開門し、夜間はイベント内容に応じて閉門(通常20時〜21時前後)されるため、閉門時刻を過ぎて車輪止めが施されることのないよう、現地の案内掲示板を必ず確認してください。

【プロの結論】おすすめできる人・慎重になるべき人の判断基準
数多くのスポーツ施設を取材・調査してきた専門的見地から分析すると、相模原ギオンフィールドは「目的が明確な競技志向の個人・団体」にとって全国屈指のコストパフォーマンスを誇る施設です。一方で、アクセスの特性や利用ルールを理解していない層にとっては思わぬ不便を強いられる側面もあります。
利用を強くおすすめできる人と、利用に際して慎重な検討が必要な人の境界線は以下の通りです。
- 強くおすすめできる人:
- 高品質なブルータータントラックで、タイム計測や本格的なスピード練習を行いたいシリアスランナー・陸上選手。
- 予約不要・格安の料金で、仕事帰りや休日に質の高い自主トレ環境を確保したい社会人・学生。
- 県道沿いの無料駐車場を活用し、車移動をメインとして機材を搬入したいスポーツ団体。
- 慎重な事前検討が必要な人:
- 駅直結の利便性を求め、長い徒歩移動やバスの乗り継ぎを好まない利用者。
- 天候によるスケジュール変更や、直前の貸切による利用制限に対応しづらい遠方からのビジター。
- 常設の大型観客席や充実した商業売店など、プロ興行レベルの観戦アメニティを期待している観客。
公共スポーツインフラを最大限に活用する鍵は、「事前のスケジュール確認」と「時間帯に応じた交通ルートの選択」という2つの基本動作に集約されます。正しい情報を手元に揃えて行動すれば、これほど恵まれた運動環境は他にはありません。
【相模原 ギオン フィールド】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:相模原ギオンフィールドの個人利用時、スパイクの使用規定に制限はありますか?
A1:全天候型トラック専用のスパイクピン(通常は平行ピン・アンツーカー兼用不可、ピンの長さは走種に応じて7mm〜9mm以内など)の使用が義務付けられています。指定外のピンや過度に摩耗したシューズは走路を痛める原因となるため禁止されています。受付窓口や現地の掲示規定を遵守してください。
Q2:雨天時でもギオンフィールドの個人利用トラックは走れますか?
A2:全天候型舗装のため、通常の降雨程度であればトラックの個人利用は原則として可能です。ただし、台風や大雨警報、雷雲の接近など利用者の安全が脅かされる気象条件では、管理者の判断により急遽利用中止となる場合があります。天然芝フィールドは降雨によって貸出が停止されることが一般的です。
Q3:一般開放日について、当日の混雑状況を事前に知る方法はありますか?
A3:リアルタイムの人数表示システムはありませんが、近隣の高校・大学陸上部の定期練習日や休日午前中はレーンが混み合いやすくなります。比較的空いている時間帯を狙うなら、平日の昼過ぎ(13:00〜16:00)や、一般開放が設定されている平日の夜間枠が穴場となります。
まとめ:失敗しない利用のための最終チェックリスト
相模原ギオンフィールドは、相模原市南区が誇る屈指の高機能スポーツ施設です。スタジアムとの施設特性の違いを把握し、月間予定表による一般開放日の事前確認、そして混雑を見越した駐車場・バスのルート選定を徹底することで、無駄なトラブルを避け快適にトレーニングへ没頭できます。
現地を訪れる際は、「利用日のスケジュール表の再確認」「適切なシューズ・スパイクの準備」「余裕を持った入出庫ルートの確保」の3点を必ず実行し、充実したスポーツライフに役立ててください。 (出典: 相模原 ギオン フィールド(Yahoo!ニュース))